エビ形石菖とは?
エビ形石菖とは笹の葉を切って作る飾り切りの一つです。石菖、関所、葉蘭(バラン)などと言い出前や高級寿司店の飾りなどに使われるのを目にします。これはすし料理専門調理師試験という国家試験の実技試験でも課題とされており包丁による技術が必要となります。今回はエビ形ですがバランと言えばお弁当などにも使いますよね。
用意するもの
- 小出刃包丁(使いやすい包丁でもかまいませんがよく切れるもの)
- 笹の葉
- 水(乾き防止用)
作り方
まずは笹の葉を用意しましょう。今回はペティナイフで挑戦しております。動画では普通に切るように包丁を持ってますが本来笹切りは鉛筆を持つような形(右の写真)で包丁を持ち行います。その際、刃で中指を切らないように注意しましょう。
笹を長方形になるように切ります。今回の笹は一回り小さいのを用意したので葉の上下を切るだけで大丈夫です。ちなみに笹の葉はザラザラな面とツルツルな面がありますがツルツルな方を表にして切りましょう。盛り付ける時もそちらが表です。
笹を半分に折ります。折り目を左側にして切っていきます。これで切り終わって開くと左右対称になりますね。
左上の端から斜めに半分まで切れ込みを入れます(半分ではなく切り落としてしまってもいいです)。そしてその半分の所から楕円の半分を描くように切り落とします。
楕円の丸まり始めた部分の少し下から先ほどの更に半分の位置辺りまで切れ込みを入れエビの脚を作ります。切れ込みを入れたら同じ位置から最初と同じように丸みを作りながら切り落とします。
同じようにしながら脚を三本作ります。細かいところなので千切れたりしないように注意しましょう。繊維に引っかかったりすると簡単に千切れてしまうのでくれぐれもよく切れる包丁で。
次は最後に脚を作った部分の少し左側から少し太めに触角を作り、左部分は頭部になるように山を作ります。切った部分が『へ』の字になるようにするとバランスがいいかなと思います。触角が大きすぎるようであれば少し切って整えてあげるのもいいです。
切り終わったら開いてみましょう。バランスよくできていれば成功です。すぐに乾いてしまうので使う時まで水に浸けておくか濡れたキッチンペーパーなどに包んでおきましょう。
最後に
さて、今回はエビ形の石菖の作り方を紹介しましたがいかがでしたか?初めは細かいところがうまくいかず千切れしまったり形が綺麗にならなかったりと練習は必要だと思います。必ずよく切れる包丁で、試してみる時は一度包丁を研いでからやることをオススメします! ぜひこれを機に挑戦してみてください!家の寿司パーティーで披露してみては?(笑)
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